【リミテッド】ラヴニカの献身ドラフト徹底攻略

ラヴニカの献身ドラフト概要

ラヴニカの献身は前回のラヴニカのギルドで収録されなかった 《アゾリウス》《グルール》《オルゾフ》《シミック》《ラクドス*》がテーマとなっており、基本的にはギルドのカラーリングに沿ったデッキを構築することが重要となっている。 各ギルド毎にクリーチャーのサイズを含め戦略が大きく異なる。(例えばアゾリウスは飛行、グルールはサイズで押すなど)そのため、やりたいギルドの有効な戦略を知ることが今環境のドラフト攻略の鍵となる。 その他前回のラヴニカのギルドと比べて特徴的なのは門によるボーナスが大きいカードが複数あることだ。門を集める戦略も時に有効な戦略となり門を何手目に取るかも重要な要素となっている。

人気アーキタイプランキング 2月5日更新

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番外

2月5日更新:先週のメンテナンスにより、AIのピック基準が変更となりオルゾフ関連のカードが劇的に取れやすく逆にグルールのカードはほぼ取れなくなりこの順位に。

各アーキタイプ解説

ギルドの特徴

とにかくマナレシオの高いクリーチャーが強力。中でもコモンの激情のエイリンクスは4マナ4/4でトランプルでなおかつパンプもできたまに速攻で殴る凄いやつ。巨大化系も複数あることも追い風。 基本的な除去も、焦印批判家刺殺剛力の殴り合い野蛮な一撃と複数ある。

剛力の殴り合いはグルールのキーワード能力である暴動と相性も良く使いやすい。批判家刺殺は絢爛がラクドス等に比べると若干し辛いが本体にも打てるためそこそこ強力。

ピックのポイント

野生の律動トロール種の守護者などの優秀なアンコモンから入り、マナカーブを意識したクリーチャーと除去を取っていくことになる。除去は嵐の一撃などのコンバットトリックでも代用できる上、種類が豊富なため、そこまで優先順位は高くなく激情のエイリンクスなどの優秀なクリーチャーを優先してピックしたい。2マナ圏のクリーチャーはトカゲ体の混種ザル=ターのゴブリン等が取れればよいが、縄張り持ちの猪砂利皮のゴブリン等も序盤から殴っていく構成にしたいため意識してピックしたい。

グルールの弱点

マナレシオが良いクリーチャーは多いが回避能力持ちが少ないため、接死クリーチャーが苦手。嵐の一撃焦印で対応したい。その他横並び展開で押される展開も返し辛いため接死とあわせてオルゾフ相手は苦手。

ギルドの特徴

死後というキーワード能力や複数の接死クリーチャーの存在により粘り強いのが持ち味。除去も最後の支払いや、アンコモンにはなるが屈辱などもあり非常に優秀。地上を接死で抑えて空からトークンや欲深いスラルなどで殴るのが基本的な戦略となる。執念深い吸血鬼無慈悲な司教のアンコモンコンボによる生贄戦略も非常に強力。

ピックのポイント

マルチのカードがいずれも強力なため、マルチからオルゾフへ入ることが多い。アリーナのドラフトの性質上流したマルチカラーのギルドに下家がなった場合2パック目が絶望的なため極力マルチを取って被らないようにしたい。そのため特に緑系の色への渡りがつけづらいのが難点。

オルゾフの弱点

追放系除去が死後も誘発させないうえに破壊不能も意味をなさないため苦手。パワーをマイナスするフェアリーの決闘者で接死が無効にされたりするためデッキタイプとしてはアゾリウス、特にコントロール気味のアゾリウスが苦手。

ギルドの特徴

順応によるマナレシオの良いクリーチャーや、使いやすいインスタントを誇るシミック。順応のマナを立てつつカウンターを唱えるクロックパーミッションが売り。コモンに優秀なカードが多く人気のアーキタイプの一つ。コモンに開門があるため、多色化しやすくグルールやアゾリウスのカードをタッチで使うことはよくある。

ピックのポイント

シミックは大きく分けて2パターンあり、1つはクロックパーミッション系でもう一つは成長のらせんを軸とした門系である。門系については後述するので、ここではクロックパーミッションについて記載する。

序盤にクロックを出し、火消しエリマキ神秘家等でクロックを維持するのを目指す。いずれも強力なマルチの優秀な生物からピックし、応用生術拘引者の忠告など、継続的にテンポを取れるカードを意識してピックしていくとよい。

シミックの弱点

シミックカラーのコモンにエンチャント対策がない関係で、法魔道士の束縛などのエンチャント除去が完全除去となりやすい。その他グルール同様接死も苦手だが、グルールに比べて飛行クロックがいるため若干やりやすい。

ギルドの特徴

高いタフネスを持つクリーチャーで守りを固め、飛行やブロック不可で攻撃するのが勝ち筋。アンコモンだが厳戒態勢はアゾリウスのクリーチャーと非常に相性が良く是非取りたい1枚。

ピックのポイント

アンコモンだが厳戒態勢はアゾリウスのクリーチャーと非常に相性が良く是非取りたい1枚。アゾリウスの騎士判事評議会の急使等の守れるカードや、法魔道士の束縛略式判決といった除去をピックしていく。ロングゲームになりやすいため、スフィンクスの眼識は1枚は欲しい。公判への移送を取っておくとグルールやシミックに対して強いため遅い巡目で拾えるなら拾っておきたい。

アゾリウスの弱点

基本のクロックが低いため、グルールやシミックの緑系と殴り合うと負けてしまうため苦手。法魔道士の束縛公判への移送で対応したいところ。

ギルドの特徴

威迫や直接火力などでとにかくライフを削ることに特化したギルド。クリーチャーの質自体はほかのギルドに見劣りするが回避能力や速攻性でライフを削っていくのが重要。強いデッキを作るためにはアンコモン以上のレアリティのカードが鍵。

ピックのポイント

ラクドスの強さはアンコモン以上のレアリティの高いカードに依存するため、AIのピック傾向がラクドスカラーを避ける状況であればかなり強いデッキができる。

接死を付与できる焼印刃は色々なカードとシナジーがありキャントリップなため複数枚あっても問題ない。序盤にクリーチャーを展開し絢爛から刃の曲芸人につなげる動きが強いため、低マナ圏のクリーチャーはできるだけ厚く取りたい。

ラクドスの弱点

ラクドスは同じ卓にラクドスのAIがいるかどうかが鍵。タフネスの低いクリーチャーが多く死後のトークンですらきついためオルゾフとは戦いづらい。

門デッキの特徴


ラヴニカの献身には、門によるボーナスを受けるカードが複数あり、それらを軸にしたアーキタイプ。基本の動きは門を並べて、燃え立つ門で除去したりしつつ門の巨像までつなげる。門の性質上ワンテンポ遅れるため、成長のらせんでマナ加速が期待できる青緑が一般的。

ピックのポイント

門の巨像門破りの雄羊が序盤に取れた場合門ピックを意識して行う。基本的には緑絡みの門は他の門より若干優先してピックし、赤や白のタッチしやすいパワーカードはピックしていく。門が多くなり序盤をどう行動するかが鍵となるのでそれを意識してピックしたい。緑ベースでない門デッキの場合、ゴブリンの集会を複数枚取って序盤を凌いだり、青白ベースで序盤を構築する場合もある。門の枚数は最低でも6枚ぐらいは欲しく、10枚前後あっても(構築ができていれば)問題ない。

門デッキの弱点

デッキに入れる門が多いため、テンポが悪く、序盤に動けないとすぐ負けてしまう。門の巨像門破りの雄羊等の一部のキーカードに依存しているため、それらが引けないと苦戦することも多い。

出たら絶対取りたいレア・神話レア

恩寵の天使
恩寵の天使
非常に読まれづらく、いきなり出てくる5点クロック。ライフを10にする効果もそこそこ強い。アゾリウスでもオルゾフでも使いやすい。
眩惑する水底種
眩惑する水底種
場持ちが非常によく、呪禁も相まって使いやすい。バウンス や ブリンク することでイリュージョンを増やすのも強い。
予見のスフィンクス
予見のスフィンクス
初手にもしあれば土地1枚でも余裕でキープできてしまう強カード。毎ターンの占術も強い。
死に到る霊
死に到る霊
威迫、接死という非常にブロックされづらい性能に加え、火力に接死が付くのも強い。アグレッシブなデッキに採用したい。
スカルガンのヘルカイト
スカルガンのヘルカイト
5/5飛行だけでも強いのに2点飛ばす能力までついてる壊れカード。もちろん4/4速攻で出しても十分強い。
生体性軟泥
生体性軟泥
まず3/3が2体の時点で強い。緑マナさえあればこれだけで勝てる1枚。無茶苦茶。
囚われの聴衆
囚われの聴衆
出した3ターン後にはほぼ勝利が決まる1枚。ただしラクドスの方向性とは少し違うのでデッキ構築が難しい。
天上の赦免
天上の赦免
エリシュノーン(※)エンチャントと呼ばれる1枚。スピリットを出す能力もかみ合ってる。レアのくせにとんでもなく強い。
大修道士、エリシュ・ノーンの事。強い。
ハイドロイド混成体
ハイドロイド混成体
構築で大人気だが勿論リミテッドでも説明する必要もないぐらいめちゃくちゃ強い。
秤の熾天使
秤の熾天使
一見地味だが、4マナの飛行4クロックで死んでも仕事をするっていうお化けカード。